記憶を形にしてみる(研究にできねえかな)
さて、中二病とよく言われますが、自分がオタクになったなと自認したのも大体これぐらいの時期なので、案外馬鹿にできない言葉です。モノローグ全開で「まあでも僕特別なんで」と思いながら闊歩(当社比)していたのも今は昔、そういった多感な時期を過ごした御供が、ライトノベルでした。
今でこそ小説の一ジャンルとして確固たる地位を確立したライトノベル(以下ラノベ)ですが、今から約十数年前、僕の中二時代はまだ風当たりの強そうなジャンルでした。あんまり大っぴらに言う趣味ではないかなと思っていましたし、気の知れた友人たちと談義できるぐらいで楽しかったものです。
元々本を読むのは好きでして、小学生時代は『パスワードシリーズ』や『黒魔女さんが通るシリーズ』などを読んでいました。中学生になり、ふと友人から勧められたのが『化物語』でしたが、あれは衝撃でした。あそこから西尾維新に滅茶苦茶ハマって『戯言シリーズ』や『りすかシリーズ』などを図書館で読み漁った記憶があります。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『とある科学の禁書目録』とかも読み、気付いたら色々なラノベやそのアニメを見ていました。これも今書きながらストーリー立てているだけで、実際の記憶はほとんどありません。気付いたら自分の生活の一部に溶け込んでいました。アニメの文芸部に憧れすぎて、文芸部がある高校に進学したいとか考えて志望校を提出したこともあります。今思えば愚かです。
読者のみんな!!ここからが本題だヨ・・・・・・!
ライトノベルの”定義”とは?
未だにラノベ作品を読んだり、アニメ化したものを見ますが、そもそもライトノベルって何でしょう?表紙がアニメ絵の小説でしょうか?キャラクターが話の中心となっている小説でしょうか?それともレーベルで判断されるものでしょうか?はたまた青少年向けの小説のジャンルでしょうか?
答えとしては、全部正解です。明確な定義なんてありません。実際かなり定義はふわっとしています。試しに最近月額3000円でともだちになったChatGPTに聞いてみましたが、
・読者が10代~20代
・ビジュアル(キャラクターイメージ)重視
・アニメや漫画化のようなメディアミックスが先に据えられているもの
このように返事がきました。ただこれも曖昧で、内容で定義をするのは非常に難しそうです。
ということで、定義をするのであれば、もっと分かりやすくぶれにくくする必要があります。そこで、ライトノベルにおいて良く用いられるのは「レーベルによる」定義です。『電撃文庫』や『富士見ファンタジア文庫』といった特定のレーベルから出版された小説をライトノベルとして定義します。これも万能ではないですが、最も収まりがいい定義付けになっているので、現状採用されることが多いです。例えば僕が最初にハマった『化物語』もこの定義でいくとライトノベルではなくなります。あれはラノベじゃない。拗らせたオタクの物言いに聞こえますが、真面目に定義してみるとそうなります。講談社BOXはライトノベルレーベルではないのです。
ここまでつらつらと書いてきましたが、研究において最も重要なことは最初に定義を作ることです。未知の分野を探求するにあたって自分なりのガイドラインを定めることで、先行研究を探る時の道標になります。今回のライトノベルの定義付けもいくつかの書籍を読みながら進めたものになります。ただ、今回のライトノベルの定義付けに関してはそれが覆されそうな時代になっている部分もありますので、それも含めて後々考察していくことにしましょう。
それでは次回からは、意外と知らないライトノベルの世界を探求していきましょう。
書いた人
これまで割とノリで生きてきた、社会学修士課程修了の電脳ラボラトリ研究員。カフェインとPCで1日のほとんどを溶かしている。日本唐揚協会認定カラアゲニストでもある。
夢はリアル研究室を作ること!



